久保建英が今季7得点目！途中出場のオサスナ戦、90分にレアル・ソシエダの追加点を決めて2-0勝利に貢献

26日22時キックオフの前節ベティス戦（0-0）から71時間後（試合終了から69時間後）となる28日21時に、オサスナとのダービーに臨むソシエダ。前日会見で、この日程について「本当にクソ」と憤りを爆発させていたイマノル監督は、前節先発だった久保建英をベンチスタートとするなどローテーションを敢行し、中盤にシルバ、スビメンディ、ミケル・メリーノ、前線にアリ・チョー、カルロス・フェルナンデス、バレネチェアを並べている。

ソシエダが先制点を決めたのは、キックオフからわずか6分後のことだった。GKセルヒオ・エレーラのパスを前線でカットしたアリ・チョーがペナルティーエリア手前のシルバに横パスし、シルバから左サイドを走るバレネチェアにスルーパス。バレネチェアの送ったグラウンダーのクロスが、S・エレーラのオウンゴールを誘発している。

その後オサスナの反撃に遭ったソシエダだったが、速攻が仕掛けやすくなったことで自分たちのチャンスにも事欠かない。だがミケル・メリーノやアリ・チョーはシュートを決め切れず、1点リードのまま試合を折り返した。

後半、ハーフタイムにアリ・チョーをオヤルサバルに代えていたイマノル監督は63分に2〜3枚目の交代カードを切り、バレネチェアとカルロス・フェルナンデスを下げて久保とスルロットを投入。久保はいつものように右サイドに据えられた。

ソシエダは67分、右サイドを突破したスルロットの折り返しにオヤルサバルが合わせたが、このボールはクロスバーに直撃。また71分には今度はオヤルサバルのクロスにスルロットが合わせたもの、こちらはポストに阻まれている。

ソシエダはさらに82分、右サイドで孤立している場面も目につく久保がチャンスを迎える。ペナルティーエリア内右から左足でボールを叩き、ゴールをうかがったが、これは枠の左上に外れた。久保はさらに89分にもペナルティーエリア内左に侵入し、一度切り返してシュートを放ったものの、威力なくS・エレーラの正面に飛んでいる。

そして90分、久保が3回目に迎えたチャンスを物にした。ペナルティーエリア内右で再びボールを受けた久保は、今度はファーではなくニアサイドに向けて左足でシュート。これがS・エレーラに当たってから枠内に転がっている。久保にとってはこれが今季公式戦7得点目（すべてラ・リーガでの得点で、同リーグの日本人最多得点記録を更新中）。ソシエダは2点リードで試合終了のホイッスルを迎えている。

ここ7試合で4勝、アウェーでは2月のエスパニョール戦以来6戦ぶりの勝利を飾ったソシエダは、勝ち点58で4位に位置。3位アトレティコ・マドリーとは暫定で勝ち点5差、5位ビジャレアルは暫定8差となっている。

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