協会が日本代表メンバーと暴徒化浦和サポへの処分を異例〝同日発表〟へ

　今回の問題は、2日に行われた天皇杯4回戦の名古屋戦（CSアセット港サッカー場）で発生。0―3と惨敗後に数十人規模の浦和サポーターが暴走して、立ち入り禁止エリアに侵入したり、相手サポーターのもとに突進してもみ合いになるなど〝暴徒化〟。警察官50人や救急車まで出動する大騒動になった。

　浦和は会見を開いた際に暴力行為があったことを否定していたが、その後に証拠動画が拡散。暴力行為12件があったことなどを改めて発表し、現在は日本サッカー協会（JFA）の規律委員会が処分について議論している。

　そしてついに、31日に協会は臨時理事会を開催して当該サポーターに関する処分を決定する予定。会見は行わず、処分内容を公表する見込みだ。注目される浦和のクラブに対する懲罰は、規律委員会で9月中旬に審議して決定する。

　注目されるのは、同日に森保ジャパンが9月に行う国際親善試合ドイツ戦（9日）とトルコ戦（12日）に臨む日本代表メンバーの発表会見も開催する点。日本サッカー界の頂点であるA代表のメンバー発表は他の話題と重ならないように設定するのが通例だが、
浦和サポの暴徒化問題という世間から大きな注目を集める話題、しかもネガティブなイメージとなる処分問題を同じタイミングで発表するのは極めて異例と言える。

　良くも悪くも日本サッカー界が脚光を浴びる一日となりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bb55d2e303a25a8793e31eb98a9000f96799c33