ルカク、チェルシー復帰へ　クラブ史上最高金額の１５３億円オファーで７年ぶりに古巣へ

ロメル・ルカク

　ベルギー代表ＦＷロメル・ルカク（２８）のイングランド・プレミアリーグのチェルシー移籍が決定的となった。移籍金は９７５０万ポンド（約１５３億７５０万円）。チェルシーの史上最高金額の提示となったが、先日マンチェスターＣに移籍したイングランド代表ＭＦジャック・グリーリッシュの１億ポンド（約１５７億円）越えはならず。惜しくも英国史上最高額には４億円足りていない。ＢＢＣが報じたところによると、条件面の詳細で全てが合意に至ってはいないが、よほどの大問題が生じない限り”移籍確定”という状況だという。

　ルカクは１８歳時の２０１１年に母国ベルギーのアンデルレヒトからチェルシーに移籍。５年契約を結ぶが、２０１４年に２８００万ポンド（約４３億９６００万円）でエバートンに移籍。その後の活躍で２０１７年にマンチェスターＵに７５００万ポンド（約１１７億７５００万円）で移籍をすると、２年後の２０１９年には８０００万ユーロ（約１０５億２０００万円）でインテルへ移籍。昨季の１１シーズンぶりのセリエＡ優勝に貢献して、再びプレミアのチェルシーに復帰。マンチェスターＵ、インテル、そして今回の古巣復帰が決まると、３回連続で１００億円越えの移籍金を積み上げたことになる。

　この間、ベルギー代表でも６４ゴールを積み上げ、代表史上最多得点者の地位を不動のものとして、押しも押されぬ世界のトップ・ストライカーとなった。

　しかし、今回のルカク獲得で、一時チェルシー移籍が有力と報じられたノルウェー代表ＦＷアーリング・ハーランド（２１）の今夏獲得は消滅したと見られている。

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